[2016] シャトー・ムートン・ロートシルトCh. Mouton Rothschild

[2016] シャトー・ムートン・ロートシルトCh. Mouton Rothschild

Château Mouton Rothschild 2016 ■内容量:750ml ■品種:カベルネ・ソーヴィニヨン83%メルロ15%カベルネ・フラン1%プティ・ヴェルド1% テイスティングコメント 暗さのある濃厚なチェリーレッドの色調。

香りに関しては、極めて上品で、完熟した果実特有の香り。

ブルーベリーや完熟カシスのアロマとフローラルなノートとが調和よく交じり合っています。

エアレーション後にはペッパーをはじめとするスパイス香が芳ばしく立ち上がり、石墨や白タバコのエレガントなノートがそれらを際立たせ、そもそも多彩なアロマパレットにさらなる魅力と高貴さがもたらされています。

アタックから口いっぱいに風味が広がり、濃醇で、タンニンは絹のようになめらかで、とにかく丸く包み込まれています。

味わい中盤は実に芳醇で、黒果実のアロマとともにカカオっぽさとビスケットを思わせるノートがたっぷり豊かに味蕾をおおいます。

後味は肉づき良く、余韻も素晴らしく、極めて秀逸なヴィンテージとしての将来性の高さを感じさせます。

天候条件 気候学的観点から見ると、2016年のポイヤックにおける天候は、以下ふたつの時期に分断できるでしょう。

-極めて湿度の高かった冬と春:最初の4ヶ月間で年降水量の半分以上の降雨が記録されています。

1月の降水量は240ミリメートルと記録的数値でした。

-極めて乾燥した夏と秋:まとまった雨はなく、シーズン終盤には水分不足状態に陥りました。

夏季の干ばつの影響により、ブドウの粒数は多くてもサイズは小さいままで、その結果、風味の濃度と凝縮性は高まっています。

8月および9月は良好な気温に恵まれ、ブドウはゆっくりと順調に熟度を進めました。

収穫は9月26日にメルロから始まり、絶好のコンディションのもと、10月14日まで続けられました。

醗酵工程については、通常どおり、区画ごと、品種ごとに分けて醸造し、ロットごとの特性を最大限に際立たせています。

現時点すでにアッサンブラージュ作業は終了。

素晴らしい色調の、果実およびスパイスのアロマが濃厚に香り立つワインです。

丸く包み込まれたタンニンをたっぷりと感じさせる、濃密なテクスチュアが印象的です。

2016年は、その濃密さと肉づきの良さから、21世紀生まれの偉大なるヴィンテージと肩を並べる仕上がりです。

ラベルデザインはウィリアム・ケントリッジ ムートンのオーナーである、フィリップ・セレイス・ド・ロスシルド、カミーユ・セレイス・ド・ロスシルド、そしてジュリアン・ド・ボーマルシェ・ド・ロスシルドは、2016年ヴィンテージのラベル作品制作をウィリアム・ケントリッジに依頼しました。

同氏は、絵画・彫刻作品はもちろん、映像制作や舞台演出といった分野でもその名を知られます。

ケントリッジは、1955年、南アフリカのヨハネスブルグで生まれました。

ムートンのラベル・コレクション初となるアフリカ大陸出身アーティストです。

彼の作品は世界の著名美術館に迎えられ、数々の名誉ある賞を獲得しています。

「ポリティカル・アート」と自認すると同時に、作品にはユーモアとポエジーがあふれています。

ムートンのラベル作品に描かれたのは「バッカスの勝利」。

ティツィアーノからマティスまで、巨匠たちの作品に登場する、酒に酔いしれる人々。

彼らを想起させるシルエットが陽気にパレードする場面をとらえています。

グランヴァンとは、そもそも悦びをもたらす源であり、文化的価値を形成する要素のひとつでもあります。

それには敬意と節度が求められます...シャトー・ムートン・ロスチャイルドの2016年に対してはなおさらです!メドック格付け1級毎年変わるラベルでも有名。

タンニンが豊富で力強くリッチなスタイル。



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